カリ・ユガに生まれし光

深く 深く

星の声すら届かぬ時代

神々は天を閉ざし

地は動乱に満ち

人は狂乱を恣にし

あるいは嘆きの中に沈黙していた

言葉は堕ち 儀式は空転し

偽の光が

世界を覆い尽くした時

声なき存在が

嵩山の洞窟に

坐していた

面壁九歳

声なく 姿なく

ただ真っ直ぐに 

心の真源に沈みゆく

戒律を説かず 経論を立てず

あの 神の様な眼差しで

ただ 見よ と

漆黒の闇の向こうの

一点の光

人々はそれを

と呼んだ

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