禪と禅宗

達磨大師から慧可大師へ伝わった「禪」は、釈尊から摩訶迦葉尊者へ一子相伝的に継承された仏教の秘教的道でした。
最近の禅学研究によると、現在の禅宗に直結する祖師は馬祖道一と言われています。黎明期の禪の祖師を顕彰し、そのエネルギーを受け取った彼らが形成した「禅宗」はやがて国家権力とも結びつき、沢山の寺院に巨大な伽藍を構えるまでに発展し、宋代に隆盛を迎えていきました。
法脈として地上に長く残るものとなりましたが、禪の本来の生命は形式の中に次第に隠れていった側面もあります。それは地上に法脈を定着させることと引き換えの宿命ですが、源泉が枯渇してしまえば、形式の崩壊と共に法脈は完全に途絶えてしまいます。
形式は時代と共に変わっていくものですが、護るべきものは護らなくてはなりません。禪の真の生命を甦らせるべく、サンガの皆と共に働いていきます。今年も摂心を予定しています。真摯に法を希求する方のご参加をお待ちしています。


合掌 無為

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